迷惑メールは絶えず不特定多数の人にばら撒かれています。そして、文章中に怪しいリンクが載っていることもしばしば。アクセスするとウイルスに感染する、といった理由は聞いたことがあるかもしれませんが、それ以上に面倒なことになる可能性があります。
クリックすると増える
迷惑メールにリンクが載せられている理由はいくつかありますが、その主な理由は以下の3つがあげられます。
・アクセスさせてフィッシングサイトに誘導する
・ウイルスに感染させる
・メールアドレスが生きていることを確認する
今回取り上げるのは3つ目の「メールアドレスが生きていることを確認する」で、これが一番面倒です。
アクセスすると何もない真っ白なページだったり、一見何のために作られたのかが分からない謎のサイトに接続されることがあります。その時は何も起こらないので、「なんだ大丈夫か・・・」と思ってしまいますが、問題はこの後起こります。
しばらく経ったある日から、メールボックスを覗くと大量の迷惑メールが届くようになるのです。メールの内容はまちまちで、一日に何十件というメールが届くこともあります。
何が起きたのか?
実は一番最初に届いた迷惑メールに記載されていたリンクにアクセスしたことで、迷惑メールの送信業者に対して「このメールは使われてますよ」という事を知らせてしまったのです。業者としては、メールに記載するリンクをそれぞれ固有のものにしておくだけで、「サイトへのアクセス記録があった=このアドレスの人がアクセスした」、という事を対応付けることが可能になってしまいます。
どうすれば良いのか
対策は一つ、無視することです。
しかし、もし一度リンクにアクセスしてしまい、大量の迷惑メールに悩まされているようならば、迷惑メールをブロックしましょう。
例えばキャリアメールであればメールアドレスの設定などから、迷惑メールフィルターの強度を上げることで対処可能です。キャリアによってはフィルター設定が携帯の契約管理画面のメニューにあるあなど、一見分かりにくい場所にありますので、注意してください(例:ソフトバンクならMyソフトバンクなど)。
よく分からない場合、大抵は「<キャリア名> + 迷惑メール 設定」などで検索すれば設定画面への行き方がヒットしますので、確認してみてください。