「スマホ一台に同じアプリをダブらせて入れる。」なんて普通は無理。
でも実はそんな驚くべき事ができるアプリ「平行世界」があるんです。
アプリ「平行世界」とは?
一つスマホに同一のアプリの2つ目をインストールできるようにするAndroidのアプリです。特に、SNSアプリやゲームのサブアカウントをを作るのに重宝します。
しかし、このアプリを使うにあたって注意点も有ります。今回はニーズも多いであろうLINEを用いて紹介していきます。
「平行世界」をダウンロードしよう
まずはGoogle Playでアプリを入手しましょう。
アプリは「平行世界」と「平行世界Lite」(後述)の2種類あり、「平行世界Lite」は「平行世界」の安定性を高めたモノです。UIや機能に違いは無いので、どちらをインストールしても良いでしょう。なお、本記事では「平行世界」を用いて紹介します。
「平行世界」の使い方
初回起動時は予め1つ以上のアプリを選択しないといけない仕様です。この時点で選択できるアプリの数はかなり限られている為、目当てのアプリが無い場合はここでは適当に選んで後に削除しましょう。今回はLINEを選択しました。
「Parallel Spaceに追加」をタップすると、次のダイアログが出るので、任意で選択しましょう(拒否してもアプリは使えます)
これを終えると以下のメイン画面が開きます。
アイコンをタップします。
以下のダイアログが出た場合、正常に動作させる為に「64bitサポート」をインストールしましょう。
時代の流れにより、32bitのアプリは無くなりつつある為、ほとんどの場合で「64bitサポート」が必要なはずです。
次に、LINEのアカウント登録画面が表示されます。(他のアプリを選択した方は飛ばして下さい。
ここからは通常のアカウント登録と変わらないのですが、注意点があります。
メインアカウントで設定している電話番号を使わない
これは「平行世界」に限らずLINEの仕様として注意すべき点なのですが、LINEはアカウントの識別にあたって電話番号が重要となっています。
従って、メインと同じ電話番号でサブアカウントを設定しようとすると、サブアカウントの「新規作成」とはならず、メインアカウントの情報が消えてしまいます。
対処方法は
○LINEの登録で使ってない電話番号を登録に使う。
○Facebookアカウントで登録する。
の2通りです。
以下の記事でFacebookでのLINE登録の方法を紹介しています。そちらを参照して下さい。
通知を表示する方法
「平行世界」上でのSNSアプリなどからの通知を実際のアプリと同じように表示させる事ができます。
アプリをインストール後にこのような通知が表示される為、ここをタップしましょう。
アプリの権限の設定に飛ぶので、通知へのアクセスをオンにしましょう。
ご覧のダイアログが出るので許可しましょう。
必要な権限は少し多い
ご覧の通り「平行世界」はかなりの権限を要求してくる為、不安になるかも知れません。
これは、このアプリの性質上「平行世界」上で様々な任意のアプリを実行することになる為、クローンアプリにどんな権限が必要だったとしてもきちんと対応できる様にするためのものです。
これはあくまで公式の発表ですが、これらの権限決して運営の情報収集に利用される事は無いとのことです。
「平行世界lite」とは
この記事で紹介している無印の「平行世界」とは違い、liteバージョンですので、動作が軽くなっているそうです。無印版で重く感じた場合は使ってみましょう。
ただ、「64bitサポート」についてはlite版専用を使う必要があります。
Android版「平行世界Lite版64bitサポート」はこちら
注意点
このアプリはサブアカウントの作りにくいSNSアプリについてはかなり強力ツールです。また、軽めのゲームアプリなどでも使えるでしょう。しかし、3Dでゴリゴリ動くなどの処理が重いアプリには向きません。
また、特にSNSアプリなどではクローン化に当たって同じ電話番号を使うなどをすると使っているアプリのデータが消えてしまう為、アカウントを使い分けるなど注意を払いましょう。
アプリによっては利用規約に違反する可能性もある為、確認しておきましょう。